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スノボからスキーに乗り換えする人続出!ひそかにスキー人気が再燃中

  • 公開日:2017.04.04
  • 更新日:2024.01.29
スキー&スノーボード

皆さんはスキー派ですか?それともスノーボード派ですか?冬の2大スポーツと言えばやっぱり「スキー」と「スノーボード」です。かつてウィンタースポーツと言えばスキーだった時代がありました。

日本の高度経済成長期以降、スキーにちなんだ映画が多数発表されるなど、若者のトレンドとしてスキー人気が高まり、 「ゲレンデでの出会い」がきっかけで結婚されたカップルも多いと思います。
そんなスキー人気に陰りが見え始めたのが、バブル崩壊後です。若者を中心に新たなウィンタースポーツ「スノーボード」が流行した事をきっかけに、スキーからスノーボードに転身する方が増えました。

スノーボード

1枚の太めの板で滑るスノーボードは、スタイルとしても若者の好奇心を独占。「ボーダー」「スノーボーダー」といった言葉が出来たのは1980年代頃からの事です。
そもそもスノーボードという言葉はまったく新しいジャンルとしてアメリカとカナダで誕生しました。日本では1982年にスノーボード協会が発足するなど、世界的なウィンタースポーツの地位を確かなものにしました。

そして1998年の長野オリンピックで、スノーボードが冬季オリンピックの種目として正式に採用されたことにより、これまで「スノーボード禁止」としていたスキー場でも滑走可能になりました。

スキー

そんなスノーボードの影になっていたにも関わらず、スキー文化がなくなることはありませんでした。
そして今、再びスノーボードからスキーに乗り換える人が続出しているのです。 人気が低迷していたスキーに復活の兆しが見えてきました。

ピーク期の1/3にまで減ったスキー人口がここ数年増加傾向にある事が分かりました。 その背景には一体何があったのでしょうか。

子連れスキー

先程も少し触ましたが、スキーはバブル期に最も流行したと言われています。 そのバブル期に親に連れてきてもらいスキーを楽しんだ方々がまた親世代となり、子連れでスキーを楽しんでいるというのです。 つまり「子連れスキー」が流行り始めているのです。 スキー場においても、子供(小学生以下)のリフト券を無料にするなど、ファミリー向けサービスを充実させています。 子供のリフト券が無料というのは、親にとってとても有難いことです。

また、スキー板も昔のものとはちょっと違って来ています。 スキー板と言えば、長くて電車に乗せるのも結構大変でしたが、今時のスキー板は昔のものよりも短くなっており、性能も格段に良くなっているのです。 スキー経験者なら誰もが体験した事だと思いますが、初めてスキーをした時かなり難しいと感じたのではないでしょうか。 それは板が長かったせいでもあります。 今のスキー板ならば、小さな子供でも簡単に滑れるようになれると評判です。

ウェアファッション

しかしながら、やはり若者にはスノーボードが人気だというイメージがあります。 それはスノーボードは専用ウェアなどのファッション性が高く、その点で若者に根強い人気があるからです。 一方、昔のスキーウェアは体にフィットするスリムなものが多く、ファッション性という面ではあまり人気がありませんでした。 ただ、ここも最近は違います。 スキーウェアも大きく変化しており、スノーボーダーのような形のウェアが増えて来ています。 そのせいか、若者の中にもスキーをやってみようかなと思う方も増えているようです。

ハーフパイプ

またスノーボードにはさまざまな技ができる楽しみがあります。 代表的なものがハーフパイプ。 冬季オリンピックの正式競技となっているハーフパイプは確かにすごくカッコいいです。 ジャンプしながらさまざまな技を決めて行くあの姿には、スノーボードにはまった方なら必ず憧れを抱くはず。

しかしスキーにも実は色々な技があるのです。 ただ滑るだけのスキーももちろん楽しいですが、ちょっとした技を見つけられたらもっと楽しみが増えます。 スキー板が進化したおかげで、ゲレンデで回転したり、ちょっと変わった動きをすることができるのです。 板の進化とともに、スキーの滑り方・遊び方も変わってきています。 周りに人がいないか、滑ってはいけないコースは立ち入らないなど、ルールを守りながら様々な技に挑戦してみてください。

ファミリー

スキー人口が最も多かったのは1993年のことです。 約1860万人も居たスキー人口が2010年には約1/3にまで激減してしまいました。 ところが、スキーブームが始まったころ親に連れてきてもらっていた世代が親世代になってゲレンデに戻って来たのです。 それを皮切りに、一部の世代では懐かしい「JR SKISKI」のCMも再開されました。 もちろん、当時のままのCMでなく今の時代に沿ったCMとなっていますが、スキー人気が再来した証ではないでしょうか。

レンタル

一時はスキー離れ問題が深刻化していただけに、スキー場経営者は少しほっと胸をなでおろしたでしょう。 また、この冬には国内で約14年ぶりに新たなスキー場ができました。 少しずつウィンタースポーツに再びスポットライトが浴び始めていることは間違いありません。 スキー板やウェアの進化で多くの人がスキーを始めやすくなっているようにも感じます。 スキー場でのレンタルを利用すれば、スキーもスノーボードも両方気軽に体験できます。 今の時代だからこそ若者も、お子さんもお父さんお母さんもそれぞれに合った楽しみ方ができると思います。

そして今人気上昇中のウィンタースポーツ「ディアルスノーボード」をご存知でしょうか。 別名「セパレートスノーボード」は、2011年にアメリカのスノーボーダーによって考案された新しい形のスノーボードです。 とても短く可愛らしい板を両足別々に着けるのですが、従来のスノーボードとは違い両足にはいたまま歩けるのです。 足の自由が利く分、これまでにない新しいトリックを決められると若者を中心に話題となっています。

それに、荷物がかさばらないといったメリットもあります。 ディアルスノーボードはスポーツ用品店などに行けば購入することができます。 今後、もしかしたらスノーボードやスキーと同じくらい、ディアルスノーボードも注目を浴びて人気になるかもしれません。

ディアルスノーボード以外にも密かにブームになっているウィンタースポーツが他にもあります。 その中の一つが「エアーボード」です。

ゴム製のボードにうつぶせになって、ゲレンデを滑走する形のものです。 どうやって止まるのか疑問に思う方もいらっしゃると思いますが、大丈夫です。 裏面にエッジが付いているので自分の意思で止まることもできますし、ターンなどさまざまな技もできます。 空気で膨らませるだけのボードなので、持ち運びも簡単です。 大人用だけでなく、子供用のボードもあるので家族みんなで楽しむことができると思います。

エアーボードはスイス発祥のウィンタースポーツで、まだ知名度は低く、それができるスキー場もまだ少ない状況ではあります。 ただ、少しずつエアーボードOKのスキー場が増えて来ているので、そのうちゲレンデを滑走する姿が見られるようになるのではないでしょうか。 スキーやスノーボードと違って、うつぶせ状態で滑るので、そのスピード感はとても感じられるそうです。 スリリングなスピード感を求めている方におすすめです。

どんなウィンタースポーツでも家族や友人と一緒に滑るのはとても楽しいものです。 ストレス社会と言われている現代だからこそ、スキー場に行って思いっきりゲレンデを滑り降りるのはストレス発散にもなります。 自分の思うままに板を操作することができるだけで本当に爽快です。 今年の冬はみんなでスキー場へ行って楽しんでみませんか。

この記事を書いた人

名迫

名迫和男

所属
ビーウェーブ東京営業所
スキー・スノボ歴
スキー40年、ファンスキー20年、スノボ1年
おすすめスキー場
トマムスキー場

スキーを始めて40年、いろいろなスキー場に行きました。今でも朝からリフト終了時まで滑りまくってます。昔と違いスキー板の性能も良くなりターンも楽になりました。そして疲れた体を癒す温泉と、夜のお酒はもちろん大好きです。

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