スノボー・スキーツアーの用語集、旅行に関する機関・制度、旅程補償をご案内します。

旅行会社が販売するパッケージツアーには、必ずそのツアー行程（交通機関・ホテル・観光スポットなど）が記されています。旅行会社には、そのツアー内容を見てご予約頂いたお客様に対して、行程通りツアーを催行する義務があります。

しかし、ホテル側のオーバーブッキング（過剰予約）や交通機関のトラブルなど、旅行会社が関与し得ない事由によってその行程を変更せざるを得なくなる場合があります。その場合、旅行代金に対する一定のパーセンテージを、旅行会社がお客様に対して補償するというシステムを旅程補償と言います。

例えば、ホテルAを利用するツアーで、客室の水漏れのため急遽ホテルBでの宿泊に変更になった場合や、航空会社Aの飛行機を利用する予定が、エンジントラブルにより急遽航空会社Bのフライトになった場合などが該当します。旅行会社の責任ではなくとも、そのツアー内容に魅力を感じて予約に至ったお客様に対して、最低限の補償を行うことは旅行会社の義務になっています。

但し、悪天候や災害、暴動などに起因するもの（「富士登山のツアーで、悪天候のためご来光が見られなかった」「スキーツアーに申し込んだが雪不足で催行中止になった」など）は対象外となり、支払済みの旅行代金以上の補償を受けることは出来ません。