温泉宿石田屋1階の手打ちそば処
今回は、戸狩温泉スキー場にある、温泉宿「石田屋」に併設された手打ち蕎麦の店「そば処石田屋一徹」をご紹介します。
戸狩温泉スキー場前バス停や「とが坊レンタル1」「暁の湯」のある中心街から徒歩で5分ほどの場所。目の前の駐車場は2~3台分なので、車でお越しの際はペガサスゲレンデ駐車場にも契約駐車場があるのでそちらを利用ください。
早速館内に入ってみます。
入口で靴を脱いでスリッパに履き替えたら、案内板の矢印が差すままに奥へと進んでいきます。
たどり着いたのは、館内のレストラン。宿泊施設のレストランをランチの時間帯に手打ちそば店として営業しているようです。
雰囲気のある暖簾をくぐると、店内はテーブル席で50席ほど。
メニューには、温冷の各種そば以外にも「信州牛のヒレステーキ」や「みそ豚丼」などサイドメニューもあって、ボリュームを求めた腹ペコ男子もきっと満足しそうです。
今回注文したのは2種類!
エビ野菜天ざる(1,700円)とミニ豚丼セット(1,360円)です。(価格は2020年7月現在)
実は石田屋一徹で提供されるそばは、幻の「信州ぼくち蕎麦」別名、富倉蕎麦なんです。
信州ぼくち蕎麦とは、そば粉十割りにオヤマボクチ(通称ヤマゴボウ)の繊維だけをつなぎに使った、長野県飯山市に古くから伝わるそばです。
強い香りと、滑らかなのど越しの2つが同時に味わえるとても珍しいそばなんです。
それでは実食してみます。
そばをすすった瞬間に鼻に抜けるそばの香りと、シコシコとした食感とのど越しがたまりません。
1品目はエビ野菜天ざる。大きな2尾のプリプリのエビとたっぷりの地元の野菜がセットになった逸品。注文してから「ちょっとお時間をいただきます」と言われて、待った甲斐がありました。
揚げたてサクサクの天ぷらは、セットに付いてくる抹茶塩で食べるも良し、そばつゆをちょっと浸けて食べるも良しの大満足でした。締めには、蕎麦湯もしっかりといただいて堪能させていただきました。
続いて2品目はこちらのミニ豚丼セット。
このそばももちろん、信州ぼくちそば。セットのみそ豚どんは単品メニュー(950円/2020年7月時点)があるほどの人気メニュー。しっかりとした味付けの豚肉は、ピリ辛な味噌味で食欲が倍増。
普通盛りでもお腹いっぱいな量ですが、ご希望の方はプラス300円でそばを大盛に変更できます。
館内でそば打ち見学
繊維をつなぎに使うため、機械で打つことができない信州ぼくちそばは、数量限定でも手打ちのみ。そんな手打ちを見られる場所がレストランの入口近くにあります。
残念ながら、訪れた時はタイミングが合いませんでしたが運が良ければ貴重なそばが打ちあがる様子を見ることができます。
純そば粉の証明
そば打ちスペースの奥には、石田屋一徹のそば粉がなべくら高原で栽培した自家製粉100%で仕上げられた証明が掲げられていました。
お土産にピッタリの一品
レジの横にお持ち帰り用のクッキーを発見!その名は「そば屋のあま皮クッキー」。
あま皮って何?と思われた方も多いかと思います。あま皮はそばの実の種皮だそうで、お米で言うぬか、豆腐で言うおからにあたるそうです。
製粉したてのものを使用しているようで香りもバッチリするようです。
お土産に一つ購入されてみてはいかがでしょうか。
そば処石田屋一徹はいかがでしたでしょうか。
ぜひ戸狩温泉にお越しの際にはお試しください。