公開日:2023.5.15 更新日:2023.5.22

動画&レポート

高野辰之記念 おぼろ月夜の館 斑山文庫

おぼろ月夜の館

社員旅行でスキーツアーに行きました。ここは長野県野沢温泉スキー場、ゲレンデだけでなく、様々な温泉や観光スポットがあります。
訪れた施設のひとつで高野辰之記念 おぼろ月夜の館 斑山文庫(おぼろづきよのやかた はんざんぶんこ)という施設があります。非常に感銘を受けましたので、是非みなさんに知っていただきたいと思い、訪問レポートを書きます。

集印めぐり 印

敷地内に入ってすぐ右側に「集印めぐり」の集印台があります。
野沢温泉には名所・旧跡を中心に、全部で27の集印台があり、集印をしながらその歴史的背景を知ることができます。ここもその1つの施設です。
集印帳(420円)は野沢温泉観光案内所やお土産屋にて購入できます。ただ観光するだけでなく、集印して訪問するのも楽しいものですよ。写真の通り、各施設の入口に集印台があり、スタンプを押すのではなく紙を台の上に置き、木の棒でこすって印を集めます。

高野辰之博士の胸像

では早速入っていきましょう。敷地内に入ってまもなく左側には、高野辰之博士の胸像があります。
学問の歴史に残る国語・国文学者であり、名曲「春がきた」「春の小川」「故郷」「朧月夜」などを作詞した作詞家でもあった高野辰之博士は「斑山(はんざん)」と号されました。 博士が生涯の学問の研究や広く収集した書画は多く、大切に保存する為に書庫を作りました。この書庫が斑山文庫と呼ばれています。
もとは東京代々木にあった書庫ですが、戦後、野沢温泉に移築されました。

館内

館内1階の高野辰之記念ルームには、「日本歌謡史」・「日本演劇史」・「江戸文学史」の原稿や、遺品、手紙、収集品を数多く展示されています。また博士の書斎が再現されており、当時の執筆している姿を想像することができました。

展望ルーム 展望ルーム

2階には、展望ルームがあり、ここからは、標高2000メートルを超える妙高山や火打山、高妻山や黒姫山などの雄大な山々や、神秘的な戸隠連峰が一望できます。訪れたこの日は快晴に恵まれ、息をのむような景色に出会いました。展望ルームの壁には、色とりどりのステンドグラスが飾られています。これは、高野辰之博士が作詞した文部省唱歌の世界を表現したもので、「対雲ホール」と呼ばれています。ステンドグラスの美しさと高野氏の詩情が溶け合って、見る者の心を揺さぶります。2階の展望ルームからの景観はおすすめですよ!

斑山文庫外観

「高野辰之記念 おぼろ月夜の館 斑山文庫」。ここでは、文部省唱歌「朧月夜」や「故郷」などの作詞者であり、国語・国文学者でもあった高野辰之博士の生涯と業績をたどることができます。私はこの館を訪れて、高野氏の豊かな人間性と深い学識に感動しました。野沢温泉にお越しの際には、ぜひこの館に立ち寄ってみてください。高野氏の素晴らしい作品と魅力に触れることができるでしょう

道祖神神社

施設の隣にあるのは、野沢温泉の聖地でもある場所で信州野沢温泉「道祖神神社」です。
平成5年、国の重要無形民俗文化財に指定さされ、さらに平成10年、長野パラリンピック冬季競技大会では、道祖神の火は聖火、社殿が聖火台として世界の人々の注目を集めました。こちらも一緒にお参りできますよ。

基本情報
施設名 おぼろ月夜の館斑山文庫
住所 〒389-2502 長野県下高井郡野沢温泉村豊郷9549-6
電話 0368-85-3839

この記事を書いた人

名迫

名迫和男

所属
ビーウェーブ東京営業所
スキー・スノボ歴
スキー40年、ファンスキー20年、スノボ1年
おすすめスキー場
トマムスキー場

スキーを始めて40年、いろいろなスキー場に行きました。今でも朝からリフト終了時まで滑りまくってます。昔と違いスキー板の性能も良くなりターンも楽になりました。そして疲れた体を癒す温泉と、夜のお酒はもちろん大好きです。

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