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海外でも人気のバックカントリー

  • 公開日:2022.01.26
  • 更新日:2024.01.09
バックカントリー

バックカントリーは、海外で「バックカントリーリゾート」があるくらいに人気のスポーツです。
日本ではバックカントリーを知らない方も多く、また興味はあるけれどどんなものなのかあまり理解していないという方も多くいらっしゃるでしょう。
今回は、そんなバックカントリーについて紹介していきます。

バックカントリー

バックカントリーとは?

バックカントリーとは通常のゲレンデのように整備されたコースではなく、自然のままの山間を滑走するスポーツアクティビティのことです。
整備された平らで障害物のないコースを滑るわけではないので、通常より体力が必要にはなりますが一般コースでは体感できないパウダースノーを楽しめるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
普通のコースを滑れるほどの実力があれば比較的初心者でもバックカントリーは滑れます。
日本でもスキー場によってバックカントリーツアーを組んでいるところがありますので、興味のある方はぜひ参加してみるとよいでしょう。 ただし、バックカントリーをしたいからといって勝手にコースを外れ、禁止されているエリアに侵入してはいけません。雪で見えなくなっているだけで、実は崖などがありかなり危険な地形となっている可能性もあります。

靴下

バックカントリーの魅力

バックカントリーの大きな魅力は、なんといっても大自然を堪能できることです。
整備されていない場所なので、自然の雪がそのままになっており自分で開拓していく楽しみがありますし、普段ゲレンデ内で聴こえてくる大きなBGMや喧噪とは無縁の世界が広がっています。
雪と自然に囲まれた山の中は、とても静かで滑りに集中することが可能といえます。
バックカントリーは、多くの人が滑るわけではないので、ゆったりと自分のペースで滑れることも魅力といえるでしょう。
ただ、その分ケガには注意しなくてはいけませんし、山の危険性についてはしっかりと理解していることが大事です。
危険を回避し慎重に滑ることで、大自然を堪能できサラサラのパウダースノーも体感できます。
パウダースノーは、コース管理されたスキー場ではなかなか体験できるものではなく、まっさらな雪の上をすべる快感は想像以上で、この点がバックカントリーの人気でもあるのでしょう。

バックカントリーを楽しむために必要な道具

バックカントリーの場合、ゲレンデでスキーやスノボを楽しむときとは少し装備が異なります。前もってしっかりと道具を用意しなくてはいけません。
通常のスキーやスノボ一式の他にも、ボードや荷物を背負うバックパックやザックがあると便利です。
また、使用するスキー板やスノボ板はパウダースノーに適したものを使用するのが基本です。
スキーの場合は、セミファットと呼ばれるセンター幅が100mm程度の板を使うと、バックカントリーの雪質に対応していて使いやすいことが特徴です。
慣れていけばいろいろな幅サイズを使用しても良いですが、不慣れなうちは扱いやすい板を使用してください。
スノボの場合も、パウダー用ボードを使用します。
ゲレンデ用と何が違うのかというと、パウダー用は浮力を得やすい形状となっていて、ノーズが広くて長いため常に浮き上がった形をしています。
ゲレンデ用は、雪面に接する部分が長いのが特徴ですがパウダースノーを滑るには不向きです。
このように滑る場所に適したボードや板を用意してから安全に滑るようにしましょう。
また、そのほかにケガしないためには以下のものを装備すると安全です。

・ヘルメット
・ヘッドライト
・救急セット
・GPS、地図、コンパス
・行動食、水
・アバランチキット(ビーコン、ブローブ、スコップ)

こんなにたくさん持っていくのかと思われるかもしれませんが、何かあった時のための装備をしていないと万一の際には大変な思いをします。
自分や周囲の人の安全を守るためにも、バックカントリーを楽しむ時はしっかりと装備や道具の準備を欠かさないようにしてください。

バックカントリー

準備をしっかり行えばバックカントリーは安全に楽しめる

バックカントリーの魅力や必要な道具、装備について紹介しました。 普段のコースと違った場所で滑るというのは非常に緊張しますし危険性も伴うことなので、不安はあると思います。
ただし実際に滑る際には準備をしっかりおこなってから行くことで、安全性を保って滑れます。
バックカントリーを楽しめるようになると、スキーツアーの楽しみの幅も広がります。

 

この記事を書いた人

和田

和田昂之

所属
ビーウェーブ大阪本社
スキー・スノボ歴
スキー歴20年以上(スノボも少しできます)
おすすめスキー場
栂池高原スキー場

地元は兵庫県の北部。小さい頃からスキーをして育ちました。縁あってビーウェーブ白馬エリア担当に。ウィンタースポーツで白馬を盛り上げられるよう頑張ります!

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