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自然が創り出すスノーモンスターって?蔵王温泉スキー場で樹氷を見よう

  • 公開日:2016.07.21
  • 更新日:2024.01.29
蔵王の樹氷

樹氷をご存知でしょうか。

冬の季節12月~3月の間のに見ることができる自然が創り出した芸術品で2月ごろにピークを迎えます。
その樹氷の正体は、氷点下5度以下になった水蒸気や水滴が、樹木に吹き付けられ、凍り付き、
その隙間から雪が入り込み、固まってできたものです。
だんだんと成長を重ねた樹氷は風の吹く方向に反り返るため「エビの尻尾」と呼ばれ、
そしてさらに積雪され別名「スノーモンスター」とも呼ばれます。

この樹氷が見られる有名なスポットが山形県にある蔵王温泉スキー場です。
蔵王温泉スキー場では樹氷を見ながら滑走できるコースや、360℃大パノラマで樹氷が見られる展望台、
迫力満点の樹氷をみながら食事ができるレストランなどがあり、また樹氷のライトアップは醍醐味とも言えます。
その広大な斜面を覆いつくすその姿はとても幻想的で自然が生んだとは思えないもので、
非現実的な世界観が広がっており本当に感動的です。
日本の東北地方の一部でしか見ることができないため世界的にも有名で、
この樹氷を一目見ようと様々な国から訪れる方々が絶えません。
ここではそんな蔵王温泉スキー場の魅力に迫ります。

蔵王温泉スキー場

最長距離8,000m樹氷を見ながら滑走できるコース

蔵王温泉スキー場は、東北最大級で日本を代表するゲレンデで有名です。
コース数は26本、リフト数は41本と1日ではとても周りきれないようなビッグゲレンデで、
昨年リニューアルした蔵王ロープウェイ線などもありバラエティ豊富です♪
そして中でもここに来たら絶対に行くべき看板的コースが、ザンゲ坂・樹氷原コースです。
ザンゲコースから樹氷原コースに繋がっており、その距離なんと8,000mにもなります。
左右に広がった樹氷の間を思いっきり滑ることができ、絶景を楽しみながらロングツーリングができます。
雪質も良くパウダースノーなので滑走しやすいのが特徴的です。

蔵王の樹氷ライトアップ

ここでしか見られない樹氷のライトアップは格別!

2016年12月23日~2017年3月5日までの期間で樹氷のライトアップが行われます。
樹氷をライトアップするのはここ蔵王温泉スキー場だけなので大変貴重です。
時間は17時~21時までなので、スキー・スノボーの後にはこのライトアップを鑑賞しましょう。

夜の暗闇の中で樹氷が鮮やかな色とりどりの姿に変わるその景色はまさに絶景。
昼は樹氷の純白と青空のコントラストを楽しむことができますが、夜のライトアップでは
このようなまた違った樹氷の姿が見られるので、スキー・スノボーを楽しむだけではなく
もうひとつの楽しみ方があるのが魅力的です。
また、ナイトクルーザー号で行く『樹氷幻想回路ツアー』も同時開催しており、
幻想的な空間をより間近で体験することもできます。

蔵王温泉共同浴場上湯

温泉にゆっくり浸かって、すっかり冷え切った体を温めよう♪

蔵王温泉スキー場の周辺には、温泉施設が充実しており、温泉だけでも十分価値のある温泉街です。
この温泉街には共同浴場3ヵ所あり、足湯も3ヵ所、そして日帰り温泉施設が5ヵ所点在するので、
スキー・スノーボードと樹氷のライトアップを満喫した後は、温泉巡りで
冷えた身体を温泉でゆっくり温めることができます。

蔵王温泉は白く濁った掛け流しの硫黄泉で1900年の歴史をもち、
美肌効果があるため「美人づくりの湯」とも呼ばれています。
強酸性の泉質を持つその効能はきりきず、やけど、高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病などにも効果があります。

上質な効能を持つ温泉に浸かり、疲れた身体を癒す最高のスキー・スノーボードの旅にしてみませんか?

この記事を書いた人

坂越

坂越 知也

所属
ビーウェーブ大阪本社
スキー・スノボ歴
スノーボードが約20年、5年ほど空白の期間あり。
おすすめスキー場
志賀高原スキー場

撮影など仕事とプライベートで、全国のスキー場の内約1/4程には行ったことになります。企画もご案内も、この経験を最大限生かします。

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