景観の良い高台の温泉ホテル
今回は野沢温泉にある野沢グランドホテルを紹介します。温泉街の中心部、大湯通りから徒歩約5分。静かで落ち着いた雰囲気のホテルは、野沢を代表する麻釜と真湯の2種類の温泉が楽しめます。
飯山駅から出ているバスのうち、長電バスを利用の場合はホテルのすぐ隣にあるバス停に停車するのでとても便利。バスの終点が、野沢グランドホテル行と野沢中央バスターミナル行の2種類あるので事前にチェックしておいてください。
到着したらまずはフロントで案内を受けます。系列の地獄谷野猿公苑(スノーモンキー)行のバスオプションもフロントで購入できますので、興味のある方はフロントでお尋ねください。
<通常客室例(和室)>
<露天風呂付客室例>
客室は、通常の和室とグレードアップの露天風呂付客室の2種類。どちらも、お風呂トイレ付の客室です。
自慢の懐石料理
野沢グランドホテルの夕食は、旬の食材や地元の食材を中心にした1品出しの懐石料理です。今回は撮影用に全て一緒に出してもらいましたが、通常はお客様の食事のスピードに合わせて提供させていただきます。
こちらが、野沢グランドホテルを訪れた際の夕食メニューです。宿泊日によって、料理内容は異なりますの一例としてご覧ください。
メインは信州牛陶板焼き
信州牛は信州で取れたリンゴを食べて育てられたブランド牛です。柔らかく、まろやかな甘さと癖のないジューシーな肉は、このボリュームでも意外にもあっさりといただけました。食事の締めは地元、野沢産コシヒカリと野沢菜漬け。やはり野沢に来たら外せない相性はバッチリの逸品です。
おいしい地酒もあり
食事の際にはちょっとお酒も欲しくなりますよね。今回は地元ではメジャーな奥信濃の地酒「水尾」(みずお)を頂きました。この日本酒は地元、飯山の酒蔵で、100%の長野県産米と名前の由来でもある「水尾山」の湧水を使って造られる、まさに地元尽くしのお酒です。
とてもあっさりしながらコクがあって、鼻に抜けるとお米の香りを感じられるようでした。
ホテル自慢の温泉
野沢グランドホテルには2種類の泉質、3つの温泉があります。まずは、「麻釜(おがま)」の「竹伸釜(たけのしがま)」の源泉を引湯した展望大浴場を紹介。畳敷きの浴場は3種類の浴槽で楽しめるようになっています。
写真の手前が横になってくつろげる「寝湯」、隣りの広い中央部が通常で、一番奥のブロンズ像が見えるあたりが麻釜の源泉を贅沢にかけ流しで使用した「熱湯」です。「熱湯」はその名の通り、かなり熱く長時間入ってはいられませんでしたが、お風呂上りは体がポカポカして湯冷めしにくかったです。
同じ「麻釜(おがま)」の源泉が楽しめるのが、貸切風呂と露天風呂付客室の露天風呂です。
温泉街を一望
もう一つの泉質は、3階にある展望露天風呂で「天下の名湯」と言われる「真湯(しんゆ)」の源泉をかけ流しでお楽しみいただけます。
ここからは、夜と朝とで雰囲気がガラッと変わる野沢温泉街を一望できます。雪が降っている時には、写真のように入口に備え付けの笠をかぶって入浴すれば、雰囲気抜群。さらに風情にも浸れますよ。
朝食は地元素材たっぷりのビュッフェ
朝食は、北信濃のとれたて野菜を使った手作り和洋食ビュッフェです。野沢菜キムチや野沢菜こんぶなど数種類の野沢菜や、リンゴやイチゴの手作りジャムなど信州の素材が並びます。
手作りジャムは八ヶ岳直送のヨーグルトにかけて食べると、ヨーグルトのまろやかな酸味と、果肉がしっかり残ったジャムの甘さが相性抜群でとても美味しかったです。
フロント横にはお土産処もあり定番のお菓子や蕎麦の他に、食事の時に出てきた野沢菜けや野沢産こしひかりも購入できます。
少し気になるお土産を発見!ホテルおすすめの彩箸(さいばし)です。夕食の際に使った、持ちやすかったお箸がこの彩箸でした。自分で食べたり使ったりしたお土産なら、感想を添えて自信をもって渡せそうですね。
2種類の源泉かけ流しの温泉や、地元食材が堪能できる食事など、魅力たっぷりの温泉ホテル「野沢グランドホテル」でした。