近年地球温暖化の影響により異常気象がたびたびニュースなどで取り上げられています。 異常気象によりものすごい量の雪が降る年もあれば、暖冬であまり雪が降らない年もあります。 スキーヤーとスノーボーダーにとっては雪がたくさん降った方が良いのですが、その願いが叶わない年もあると思います。
それでも冬にスキーやスノーボードがやりたい!気持よく滑りたい!と思っている方に朗報です。
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さまざまな技術が進化した事で「人工的に雪を作り出す」ことが出来ることはご存知だと思います。
それが「スノーマシン」です。
ただ問題はスノーマシンをスキー場が導入しているかどうかです。 どんなに素晴らしいスノーマシンが開発されたとしても、暖冬の場合スキー場に導入されていなければ意味がありません。
そこで、今回は雪不足の暖冬でも問題なく滑れるスノーマシンをたくさん導入しているスキー場を紹介していきたいと思います。 意地でも滑りたい!という方、必見です! 雪がない冬にはここで紹介したスキー場へ行ってみてはいかがでしょうか。
【スノーマシンが40基以上設置されているスキー場】
軽井沢プリンスホテルスキー場:195基
スノーマシンが断トツに設置されているのが、長野県北佐久郡軽井沢町にある軽井沢プリンスホテルスキー場です。 まだ雪の少ない11月上旬にオープンするため、それだけの数のスノーマシンが設置されています。 毎年11月上旬から12月上旬までは本格的にスノーマシンを稼動させるようです。 どんなに雪不足の冬であっても、195基のスノーマシンで豊富な積雪のゲレンデを作っているため、雪不足で滑れないという心配がありません。
また軽井沢プリンスホテルスキー場は、ホテルが目の前にあるので、スキーやスノーボードと一緒にリゾート軽井沢を存分に満喫することができます。 実は軽井沢は長野県でもあまり雪が降らない地域です。 長野県は全域豪雪地帯であるイメージを持っている方も多いかもしれませんが、長野県内でも積雪量に大きな違いがあります。 志賀高原スキー場や野沢温泉スキー場のある長野県下高井郡などは積雪量がとても多いのですが、軽井沢はそれほどではありません。 それ故に195基ものスノーマシンを導入する必要があるのです。
ただ、あまり雪が降らない軽井沢プリンスホテルスキー場だからこそ得られるメリットがあります。 スキーやスノーボードでゲレンデを滑っている時に、吹雪になってしまうと楽しさが半減してしまいますし視界も開けずとても危険です。 その点、軽井沢はあまり雪が降らないので、青空が広がるゲレンデで爽快に滑ることができます。 人工的な雪のため、パウダースノーとまではいきませんが、雪不足の心配がないので予定が狂うことなく楽しむことができます。
エイブル白馬五竜スキー場:91基
長野県北安曇郡白馬村にあるエイブル白馬五竜スキー場には91基のスノーマシンが設置されています。 雄大な景色と巨大ゲレンデ、そしてパウダースノーが魅力的なスキー場として高い人気を誇っています。 頂上からの眺めはまるで海外の雪山に居るような錯覚を覚えます。 白馬連峰五竜岳の麓にあるゲレンデだからこその雄大な景色は本当に素晴らしいものです。
どんなに素晴らしい雪質であっても、12月上旬はまだまだ雪不足。 そのため、毎年オープン頃はスノーマシンが稼動しています。 白馬五竜スキー場のオープンは毎年11月下旬です。 翌年4月までオープンしているので、その頃にもスノーマシンが大活躍! たとえ雪が少なくてもスノーマシンを稼動させているので、安心してスキーやスノーボードを楽しむことができます。
菅平高原スノーリゾート:73基
長野県上田市の菅平高原にある菅平高原スノーリゾートでは73基のスノーマシンが設置されています。 菅平高原スノーリゾートの公式サイトを見てみると、トップページに現在の積雪量や雪質、滑走状況などが掲載されています。 これはスキーヤー&スノーボーダーに有難いシステムです。 例えば「積雪量:50cm」「雪質:人工雪」「滑走:一部可能」と明確に掲載されているので、スキー場に行く前にどのような状況なのかがはっきり分かります。
コース面積175haの広大なスキー場で人気のスキー場ですが、例年晴天率が高く、あまり降雪量が多いとは言えません。 降雪量は少ないですが、気温がかなり低いため、スノーマシンを利用してそれをカバーしています。 また、菅平高原スノーリゾートは首都圏からのアクセスが良好です。 高速道路からのアクセスが良好なため、車で行きやすいスキー場となっています。
車山高原スキー場:71基
長野県芽野市北山にある車山高原スキー場には71基のスノーマシンが設置されています。 東京・名古屋から3時間で行けるスノーリゾートとなっています。 車山高原スキー場もまた晴天率が高く、その確率は80%です。 青空の中気持よく滑走できるスキー場として知られています。
ただ、晴天率が高いとなると心配なのが降雪量です。 降雪限界点に近いスキー場なので、やはり降雪量が多くはありません。 ただ、標高が高いため気温が常に低いのでスノーマシンが大活躍しています。 車山高原スキー場頂上からは、北アルプスや南アルプス、中央アルプス、富士山、八ヶ岳などが眺望できるのが魅力的です。
HAKUBAVALLEY白馬八方尾根スキー場:68基
北安曇郡白馬村にある白馬八方尾根スキー場には68基のスノーマシンが設置されています。 日本国内最大級のスキー場として知られており、1998年の長野オリンピックで競技会場となった素晴らしいスキー場です。 国際山岳リゾートとして知られていることから、海外からのスキー客も多いようです。
とにかくスケールが凄く、北アルプスを眺めながら滑走することができて最高です。 多彩なコース、8kmと桁違いのロング滑走距離、良質のパウダースノーが魅力的で高い人気を誇っています。 そんな白馬八方尾根スキー場でも12月上旬は降雪量が少ないでの、スノーマシンが導入されています。
長野県の他のスキー場にも多くのスノーマシンが設置されています。 スキー場のメッカだからこその設備なのだと言えるでしょう。