北陸新幹線の開通で、長野県北部のスキー場が一気に近くになりました。また、大阪・京都方面からのアクセスも「特急サンダーバード」経由で、とっても便利になりました。しかし、新幹線の呼称は複雑です。今回は北陸新幹線についてわかりやすく説明したいと思います。
INDEX
北陸新幹線の歴史
現在の金沢まで延伸される前、1997年10月に東京~高崎~長野間の「長野新幹線」が開通されました。1998年の長野オリンピックの前年になります。それまで、長野県内のスキー場へJRで行く場合には、信越本線の在来特急を利用していました。新幹線開通で軽井沢・長野からバスでスキー場へのアクセスという形になったので、在来線よりずいぶん便利になりました。2015年3月に長野~金沢間、2024年3月に敦賀~金沢間が開通したことにより、大阪・京都から在来線で敦賀乗継~飯山・長野駅まで行けるようになりさらに便利になりました。この先敦賀から大阪まで延伸されると、スキー場までのアクセスが一気に短縮化されるでしょう。
「かがやき」「はくたか」「あさま」の呼称について
北陸新幹線の呼称は上記の3つになります。(他に「つるぎ」があります。これは富山駅~金沢駅の各駅停車になります)
■かがやき
敦賀までの最速列車で停車駅が少なくなります。JRスキーツアーでよく使う主な停車駅は「長野駅」です。軽井沢・飯山駅には停車しないので注意が必要です。
■はくたか
敦賀までの新幹線になりますが、「かがやき」より停車駅が多くなります。こちらは飯山駅や上越妙高駅に停車するので、JRスキーツアーの際に乗車する機会があるでしょう。
■あさま
長野駅までの新幹線になります。軽井沢駅や佐久平駅にも停車するので、JRスキーツアーの新幹線としては使い勝手がいいかと思います。
目的地に合わせて長野駅や金沢駅なら最速の「かがやき」がおすすめです。途中の長野駅までなら「あさま」といったように乗車用途が分かれています。
新幹線の車両設備について
「かがやき」「あさま」「はくたか」
○普通車(自由・指定)・・・(2人用シート 通路 3人用シート)の合計5人が車両横一列を基本形とします。
グループで座席を指定する場合は、どのように組み合わせるのか考えましょう。4人なら2人用シートを2つ指定して、向き合わせて4人BOX席とするとよいでしょう。
○グリーン車・・・(2人用シート 通路 2人用シート)の合計4人が横一列を基本形とします。
普通車に比べて1列分少ないため、座席の幅が広くなっています。また、シートピッチもゆったりしていてシートを大きく倒すことができます。
○グランクラス・・・(2人用シート 通路 1人用シート)の合計3人が横一列を基本形とします。
スペースが広いだけでなくシートの素材やサービスを含めて「飛行機のファーストクラス」を意識しています。なお、「あさま」に関して基本的にアテンダントサービスがつきません。
「あさま」「はくたか」の車両設備について
基本的には「普通車・グリーン車・グランクラス」の3クラスでの設備になります。
さて、「かがやき」「あさま」「はくたか」の車両について説明してきましたがいかがでしたか。北陸新幹線の車両はE7系で美しいデザインです。コンセプトは「和の未来」。最高速度275kmで勾配区間や電源周波数の変化などが北陸用に強化された車体です。新しい設計なので、全体的に座席もゆとりを持って作られており、電源コンセントなども設備としてあります。在来線の特急に比べるとクオリティが非常に高い北陸新幹線に乗って、新幹線スキーの旅に行ってみませんか。お得なJRプランを利用しましょう。