ビギナーやお子様でも安心、スノーエスカレーター

  • 公開日:2021.12.08
  • 更新日:2024.02.06
スノーエスカレーター

スキー場で遊びたいと思っていても、ビギナーやお子様連れのご家族にとって懸念事項となるのが「リフト」です。
ゆっくり進むとはいえ、ジェットコースターのようながっちりした安全ベルトがないことや、重いスキーウェアを着た状態で活発なお子様を乗せることに不安を抱く方も多いと思います。
また、高所恐怖症の方にとっては、リフトに乗らなければいけないということそのものが大きなハードルになります。

今回は、誰でも安心して乗れる「スノーエスカレーター」を紹介します。お子様だけでなく大人も乗れるため、是非チェックしてみてください。

スノーエスカレーターとは?

スノーエスカレーターとは、文字通り雪のなかでも使えるエスカレーターです。
駅や商業施設に設置されている「動く歩道」をイメージしていただくと、分かりやすいのではないでしょうか。
リフトのように上から吊るされたチェアに乗って移動するのではなく、エスカレーターのように地面に足をつけて移動できるため、安定性は抜群です。

スノーエスカレーター

スノーエスカレーターのメリット

ここでは、スノーエスカレーター利用のメリットを紹介します。 ぜひスノーエスカレーターが設置されているスキー場を探してみてください。

■下の景色を覗いてしまうお子様でも安心
リフトに乗っているときに顔を出して下の景色を覗いてしまったり、ふざけたりしているとお子様が転落する事故が起きてしまうかもしれません。
小さなお子様は安全バーに手や顔が届かないことも多く、親が膝のうえで抱っこしなければならないため、安定性を不安視する声もあるでしょう。
スノーエスカレーターであれば、地に足をつけて、しっかり手をつないだ状態で移動できます。
万が一の事故が怖い方でも、気軽に利用できるでしょう。

■高所恐怖症の人でも安心
リフトは、移動距離が長くなればなるほど、高くなっていきます。 坂を滑り降りるというスキー・スノボの特性上仕方ありませんが、風の強い場所で一見不安定に見えるリフトに乗ることに、恐怖を覚える方もいるでしょう。
スノーエスカレーターはいつものエスカレーターと同じ感覚で乗れるため、高低差をあまり感じません。
動きも比較的ゆっくりですので、怖がらずに楽しめます。

■ドームつきのスノーエスカレーターなら風にも強い
スノーエスカレーターのなかには、周りをドームで覆ったものも存在します。
トンネルのなかを進んでいくような感覚であり、雪や風が激しい日でも利用しやすいでしょう。
また、スノーエスカレーターは低いながらも地面との距離がありますが、ドームつきであれば落下のリスクをさらに低減できます。
最も安全性の高い設備を利用したい方は、ドーム付きスノーエスカレーターのあるスキー場を探してみましょう。

■ドスキー板をつけた状態のまま乗れる
スキー場に特化したエスカレーターであるため、スキー板をつけたまま乗れます。
階段状ではなくフラット状であるため、毎回板を付け外しする手間もかかりません。
もちろんソリなどの遊び道具を持って乗ることもできるため、スキー・スノボ以外の雪遊びをしたい方にも向いています。

スノーエスカレーターのデメリット

スノーエスカレーターのデメリットは、キッズ向け・初心者向けのエリアにしか設置されていない点にあります。
急勾配を一気にかけあがるにはやはりリフトの方が向いており、スノーエスカレーターでは対応しきれないためです。
そのため、上級者向けコースにチャレンジしたい人はリフトもしくはゴンドラの利用が必須です。

スノーエスカレーター

スノーエスカレーターにより、スキー・スノボを楽しめる幅が大きく広がりました。
小さなお子様連れのご家族でも安心して、スキーツアーに参加できそうですね。
「初心者や家族連れが遊べるスキー場が限定される」というイメージのある方は、一度近くのスキー場をチェックしてみてはいかがでしょうか。
進化したスキー場設備を見て、思わずわくわくする気持ちが沸いてきそうです。

この記事を書いた人

坂越

坂越 知也

所属
ビーウェーブ大阪本社
スキー・スノボ歴
スノーボードが約20年、5年ほど空白の期間あり。
おすすめスキー場
志賀高原スキー場

撮影など仕事とプライベートで、全国のスキー場の内約1/4程には行ったことになります。企画もご案内も、この経験を最大限生かします。

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