 
 スノボ技術について情報収集していると、「グラトリ」という言葉に出会うことがあります。
 トリックの一種だということは何となく分かっても、「滑ることに必死なのにトリックに挑戦するのは夢のまた夢」と諦めてしまう方も少なくありません。
 しかし、グラトリでしたら初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
 今回は、スノボのグラトリについて解説していきます。
グラトリとは?
グラトリは、正確には「グラウンドトリック」という名称です。
 「グラウンド」という名の通り、平らなバーンで繰り出すトリックの総称であり、ジャンプ台やハーフパイプを使いません。
 急斜面を使うこともないため、練習のために坂を行き来する必要もないのです。
 初心者でも挑戦しやすいトリックだと言えるでしょう。
 
 グラトリの魅力は?
ここでは、グラトリの魅力を改めて紹介します。
 誰でも手軽に始められるため、気になった方はチェックしてみてください。
 ボードコントロールの練習になる
 ジャンプしたり板をしならせたり、ボードコントロールの練習として最適です。
 今後、グラトリ以上にレベルの高いトリックをしたい人や、自由自在にスノボを楽しみたい人にとって、貴重な取っ掛かりとなるでしょう。
 四苦八苦しているうちに少しずつできるようになる楽しさも体感できます。
 平地でできるため誰でも挑戦しやすい
 急斜面やジャンプ台を使わないため、急にトリックするのが怖い人にも向いています。
 また、グラトリ専用の場所を必要とせず、家族や仲間と離れることなく練習ができるのも魅力だと言えるでしょう。
 そのため、初心者であっても気軽に挑戦できます。
 天気を選ばない
 吹雪いていて視界が悪い場合や、風が強すぎてリフトの範囲が限定されている場合でも、グラトリであれば挑戦できます。
 もちろん周りの人に迷惑にならないよう配慮したり、接触に最大限注意したりする必要はありますが、バッドコンディションでも楽しみやすいトリックだと言えるでしょう。
 奥が深いから上級者でも楽しめる
 トライできるトリックの種類が多く、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
 ボードコントロールの基本が全て詰め込まれているため、想定以上に奥が深いことも関係しているでしょう。
 基礎練習のごとくコツコツ取り組み、基本的な技術を見直すうえでも便利です。
 
 グラトリするときの注意点
最後に、グラトリするときの注意点を紹介します。
 怪我やトラブルなく快適に楽しむためにも、事前に目を通しておきましょう。
 人が多い場所ではやらない
 グラトリに限定したことではありませんが、人が多い場所ではトリックしないことが基本のルールです。
 平地で、かつ低速でできるトリックとはいえ、それなりのスピードや動きは必要になってくるでしょう。
 人とぶつかれば大きな怪我につながるだけでなく、視界から出てきた人や子どもへの反応も遅れます。
 迷惑にならないよう最大限配慮し、十分なスペースを確保してから楽しみましょう。
 プロテクター装着など怪我対策を忘れない
 グラトリは比較的怪我リスクの少ないトリックではありますが、かといって安全対策を怠るのは危険です。
 想定以上にスピードが出てしまったり、何度も転んで体を痛めてしまったりする可能性もあるでしょう。
 そのため、多少手間がかかってもプロテクターをしっかり装着しておくことが大切です。
 安全対策をしっかりしておけば、怪我のリスクを最大限削れます。
 安心して楽しむためにも、手間を惜しまないようにしましょう。
まとめ
グラトリは、初心者から上級者まで幅広く楽しめるトリックです。
 ただ滑るだけでなく、一歩進んだテクニックを身につけたい人や、より難しいトリックにつなげる基礎・基本を見直したい人は、ぜひチャレンジしてみてください。
 目標を掲げて練習することで、少しずつ上達する楽しみも味わえそうです。今シーズンはスノボツアーに出かけて腕を磨いてみては?
 
 

















