スノボデビューから上達に合わせて知っておきたいスノボ用語

  • 公開日:2025.09.05
  • 更新日:2025.09.06
スノボイメージ

実はたくさんあるスノボ用語

スポーツに係るたくさんの用語は、技や用具の名称から略語や言い方など様々です。
その中でもスノボの用語は種類が多く、覚えるのもなかなか大変です。
ただし、まずは基本的な用語を覚えておけば十分でしょう。

ボードに関する用語

スノボ板イメージ

スノボといえばレンタルも含めて板がなければ始まりませんが、板1つとっても用語がさまざまあります。
スノボの板を選ぶ際に役立ちますのでぜひ覚えてみてください。

気温の急激な低下

ナイターがオープンする夕方から夜間は、昼間よりも気温が急激に下がるためウェアの中には冬用の厚着や、保温性の高いインナーウェアを着用し、寒さ対策を徹底しましょう。特に長野や北海道などの内陸部にあるスキー場では、日没後に氷点下になる可能性が高いため、事前に気温情報や天候などの詳細を確認することが重要です。

ノーズ

スノボの進行方向に向く板の先端部分を示しています。
技の名前に使用されることが多いので、ノーズ〇〇などの技名は先端部分で滑る技なのだと理解しておくとわかりやすいでしょう。
スクールで学ぶときも、ノーズはよく出てくるワードなので覚えておくと便利です。

テール

ノーズの逆を意味しています。
進行方向には向かない後方部分を指していて、パッと見ただけではノーズもテールも似ていように見えるかもしれません。
見分けるには、板のビスから先端までの長さが短い方がテール、長い方がノーズだと覚えておいておくと良いでしょう。

ソール

ボード底を指しています。
手入れが必要になる部分で、スノボ板の素材によって柔らかさや滑りやすさなどが違い、手入れの仕方も異なります。初心者の場合はよく検討しながら購入しましょう。

エッジ

ボード周囲にある金属部分を指しています。
エッジを研ぐ・研がないによって、雪面に対する滑り方が変わってきます。
ふわふわのパウダースノー以外も積極的に滑る、上級者としていろんなコースにチャレンジしたいという方にとっては、エッジを研ぐ手入れはとっても重要です。
エッジは板の両サイドについていて、どちらかに体重をかけることでスピードの調整ができます。

フレックス

板のしなりを意味しています。
フレックスが柔らかい、固いによって技に影響を与えるので技をステップアップしていくうえで重要になってきます。

スタンスに関する用語

スタンスイメージ

スノーボードにおけるスタンスとは、ボードに乗る際の足の向きや位置のことを指し、滑走スタイルや安定性に大きく影響します。主に「レギュラー」「グーフィー」の利き足によって左右どちらの足を前にセットするかで2種類の基本スタンスがあります。

スタンスの種類

レギュラースタンス

左足を前、右足を後ろにしてビンディングに固定して滑るスタイルで主に右利きの方に多いスタンスです。日本人の約8割がこのスタンスと言われています。利き足(ボールを蹴る足など)が後ろに来るため、ボードの操作がしやすいとされます。

グーフィースタンス

右足を前、左足を後ろにして滑るスタイルです。レギュラーとは逆で、利き足が前になるため、後ろ足でバランスを取りやすいと感じる人もいます。

自分のスタンスを判断するには、後ろから軽く押された際に自然と前に出る足や、階段を最初に上る足などでチェックする方法があります。

スタンスの幅と角度

スタンスは、前足と後ろ足の「幅」と「角度(アングル)」も重要です。

スタンス幅

足を置く間隔で、一般的に肩幅より少し広めが基本です。広いスタンスは安定性が増し、オーリーなどが高くなりやすい一方、膝への負担が大きくなります。狭いスタンスはターンの切り替えがスムーズになり、カービングやパウダー滑走に適しています。

アングル

ビンディングの角度を指します。

ダックスタンス

両足のつま先が外側を向く(前足がプラス、後ろ足がマイナス)セッティング。グラトリやパークなど、スイッチスタンスでの滑走が多いスタイルに適しています。

フォワードスタンス

両足のつま先が進行方向を向く(両足がプラス)セッティング。カービングやフリーランなど、メインスタンスでの安定した滑走を重視するスタイルに向いています。

自分の体格や滑りたいスタイルに合わせてスタンスを調整することで、より快適で上達しやすいスノーボードライフを送ることができます。

スタイルに関する用語

グラトリイメージ

スノボスタイルにも用語がたくさんあるので基本を理解しておきましょう。

グラトリ

グラトリは、「グランドトリック」の略で、ゲレンデの平らな斜面(グランド)でボードを回転させたり、ジャンプしたりするスノーボードのスタイルです。雪山全体を滑走するフリーライドとは異なり、主に整備されたコースで技を繰り出すため、誰でも気軽に練習できるのが魅力です。

グラトリの種類

グラトリには、いくつかの種類があります。

スピン系

ボードを水平に回転させる技で、180度、360度、540度など、回転数によって難易度が上がります。

プレス系

ノーズ(ボードの先端)やテール(後端)を軸にしてボードを浮かせる技です。ノーズプレスやテールプレスなどがあり、バランス感覚が重要になります。

オーリー・ノーリー系

板を反発させてジャンプする技です。オーリーはボードの後ろを使って、ノーリーは前を使ってジャンプします。ここからスピンやプレス系の技に繋げることができ、グラトリの基礎となります。

コンボ系

複数の技を組み合わせることで、より複雑で流れるようなトリックを繰り出します。

グラトリの魅力

グラトリは、特別な地形や設備がなくても、平らなゲレンデがあればすぐに練習を始められます。技の組み合わせや、自分の動きに個性を出すことで、自分だけのスタイルを表現できる事が魅力です。
また、グラトリはスノーボードの楽しみ方を広げるだけでなく、バランス感覚やボードコントロールの技術を向上させるため、他のスタイルにも活かせます。ゲレンデのどこでもおこなえ、危険度も低いため初心者から上級者まで、自分のレベルに合わせて楽しむことができる奥深いスタイルです。

バックカントリーイメージ

バックカントリー

バックカントリーは、スキー場の管理区域外の自然な雪山を滑走するスノーボードスタイルです。リフトを使わず、自分の力で山を登り(ハイクアップ)、手つかずのパウダースノーを滑り降りるのが最大の魅力。
しかし、雪崩や遭難のリスクが伴うため、ビーコン・プローブ・ショベルの3点セットといった安全装備の携行は必須。経験者やガイドスタッフと一緒に、気象や地形の知識をしっかりチェックから楽しむべき、上級者向けのスタイルです。

フリーライディングイメージ

フリーライディング

その名の通り、決まった方法もなく自由に滑走するスタイルです。
スキー場のコースだけでなく、非圧雪の深雪やコブ、自然の地形を活かして自由に滑るスノーボードスタイルです。パウダーランやツリーラン、地形でのジャンプなど、自然の障害物を乗り越えながら、雪山全体を遊びつくすのが醍醐味。どこでターンするか、どこで技を出すかなどを決めながら、自由に滑走します。
自分のレベルをアップさせるための練習スタイルと思ってもいいでしょう。

このようにスノボは用語の多いウィンタースポーツではありますが、スキーツアーやスノボツアー前に予習をして、滑りながら楽しみながら覚えると良いでしょう。スノボ初心者には簡単な説明を交えながら教えてくれるスノボスクールで体験しながら学ぶこともおすすめです。

この記事を書いた人

田﨑敦史

所属
ビーウェーブ東京営業所
スキー・スノボ歴
スキー歴約12年(間20年ブランク)
おすすめスキー場
Hakuba47

雪国のため高校ぐらいまではほぼ毎年地元のスキー場で滑っていました。最近久しぶりのスキーを体験して、ゲレンデの楽しさを思い出しました。

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