春スキーとは・・・
スキーやスノーボードのシーズンは、場所やその年の積雪量によって期間も様々ですが一般的には雪があって滑れる時期として、12月中旬から3月末ごろまでを指します。そのスキーシーズンの中でも、12月が初滑り、1~2月がハイシーズン、3月が春スキーシーズンと時期によって分ける場合があります。特に春スキーは5月のゴールデンウィークまで営業するスキー場もあるほど積雪量によって営業期間にばらつきがあります。
そこで、春スキーの魅力と気になる気温や服装をご紹介します。特に服装はヒートテックや暖か素材で厚着をするハイシーズンとは異なり、透湿性のある素材や天候の変化で調整できるインナーなどの工夫が必要な時期なのでぜひ参考にしてください。
INDEX
一般的に「春スキー」は、厳しい寒さが和らぎ、ポカポカ陽気の気候の中でゆったり滑れるのが魅力。
3月上旬〜下旬は、まだまだ雪質が良い日も多く、春スキーのベストシーズン。
冬の厳しさが和らぎ「春の気配」を感じる時期ですが、「朝晩の冷え込み」と「日中のポカポカ陽気」の寒暖差が非常に激しいのが特徴です。
寒暖さの激しい気温の変化に注意
信州・中越(長野・新潟など)は、日中は5℃〜10℃、朝晩は-3℃〜0℃と日中に滑っているときは汗ばむほどですが、朝晩だけでなく日陰や強風時は急に冷える寒暖差の激しい時期です。
北海道(ニセコ・ルスツリゾート・富良野など)は、日中は0℃ 〜 5℃、朝晩は-7℃ 〜 -4℃と、まだ氷点下の日が多く、本州の真冬に近い装備が必要です。
4月には気温がぐんと上がり、ウェアのインナーはTシャツ1枚でも過ごせる日が増えます。
標高の高い一部のスキー場のみが営業していますが、ふもとでは桜が咲く時期。山の上でもプラスの暖かな気温になることがほとんどです。
信州・中越(志賀高原など)で日中の最高気温が10℃〜15℃、朝晩の最低気温が0℃〜 3℃で晴れると「暑い」と感じるレベル。Tシャツで滑る人も現れます。
北海道(ニセコ・大雪山など)では最高気温5℃〜10℃、最低気温-3℃〜0℃と本州の3月くらいの感覚になります。風が吹くとまだヒンヤリします。
5月(GW)は標高の高いスキー場や、北海道・東北・信越などの豪雪地帯ではまだ営業しているスキー所が若干残ります。
スキーウェアの下に着る「おすすめの服装」
3月中旬は「レイヤリング」(重ね着)が基本です。暑くなったら脱げる、寒くなったら着られる準備をしましょう。
上半身 ~3層構造で調整~
ベースレイヤー(肌着)
吸汗速乾性のある化繊やメリノウールがベスト。
※綿(コットン)のTシャツは、汗で濡れると乾かず、体が冷え切ってしまうのでNGです。
ミドルレイヤー(中間着)
薄手のフリースや、ジップアップのパーカー。
前が開くタイプだと、リフトの上で暑い時にサッと温度調整ができて便利です。
アウター(スキー・スノボウエア)
基本は冬用でOKですが、ベンチレーション(脇の下の換気口)があるなら積極的に活用しましょう。
下半身
薄手のタイツ(スポーツ用レギンスなど)
厚手の裏起毛タイプだと、3月中旬の日中は暑すぎて汗だくになることがあります。熱くなったからと言って着脱が容易でない部分なので、薄手のタイツでまとめましょう。
春スキーならではの必須アイテム
気温以外に注意すべきなのが「紫外線」と「雪の質」です。対策にはこちらの小物アイテムがおすすめです。
日焼け止め
春スキーでの日焼け対策は、夏の海以上に入念な準備が必要です。理由は「雪の照り返し」です。新雪は紫外線の約80〜90%を反射するため、上からも下からも紫外線を浴びる「サンドイッチ状態」になるからです。
日焼け止めの選び方と、おすすめ小物アイテム
春スキー用「日焼け止め」を選ぶ3つのポイント
春スキーでの日焼け対策は、夏の海以上に入念な準備が必要です。理由は「雪の照り返し」です。新雪は紫外線の約80〜90%を反射するため、上からも下からも紫外線を浴びる「サンドイッチ状態」になるからです。
- 「SPF50+ / PA++++」は必須
- 標高が1,000m上がると紫外線量は約10〜15%増えると言われています。国内最高値レベルのスペック選びがおすすめ。
- 「スーパーウォータープルーフ」&「フリクションプルーフ」
- 春は汗をかきやすく、ウェアやゴーグルとの摩擦で日焼け止めが落ちやすいです。水だけでなく「こすれ」に強いタイプが理想です。
- 「スティックタイプ」を併用する
- ゲレンデで手が汚れている状態でも、リフトの上でサッと塗り直せるスティックタイプは、春スキーの必須アイテムです。
効果を最大化する「塗り方」のコツ
「下から上」を意識する: 照り返しは下から来るため、顎の下、鼻の穴の周り、唇の下など、普段意識しない場所を重点的に塗りましょう。
- 2時間おきに塗り直す
- どれほど強力な日焼け止めでも、汗やゴーグルの着脱で必ず剥げます。ランチタイムや休憩中の塗り直しが、数年後の肌を守ります。
- 耳の裏と首の後ろ
- 春は薄着になり、ネックウォーマーも外すことが多いため、ここが盲点になりがちです。
リップクリーム
春スキーでのリップケアは、単なる「乾燥対策」ではなく「紫外線(日焼け)対策」が最優先事項になります。雪山の照り返しは想像以上に強く、対策を怠ると唇が真っ赤に腫れたり、皮が剥けたりするのでこまめにリップを塗って対策しましょう。
ポイント
- SPF20以上を選ぶ
- 普段使いのリップ(SPFなし〜10程度)では、春の雪山では不十分です。
- 「PA」のプラス多め
- 唇の老化やダメージを防ぐには、PA++〜+++のものが安心です。
- こまめな塗り直し
- 飲食後や、リフトに乗るたびに塗り直すのが「ボロボロ唇」を防ぐのに有効です。
- 「パンダ焼け」対策
- リップだけでなく、鼻の下や口角の周りも日焼けしやすいポイントです。スティックタイプの日焼け止めをポケットに忍ばせておくと、リフトの上でサッと塗り直せて便利。
ゴーグル・サングラス
春スキーは「強烈な日差し」と「気温上昇による汗」との戦いです。そのため、ゴーグル選びでは「高いUVカット率」と、汗で曇らないための「換気性能」が最も重要になります。
春の雪山におすすめのゴーグルと選び方のコツ
ポイント
- ベンチレーション(換気)の良さ
- 春は体温が上がり、ゴーグル内部が非常に曇りやすくなります。フレームの上下に大きな通気口があるものや、特殊な換気機能を備えたモデルが理想です。
- レンズの明るさ(可視光線透過率:VLT)
- 春の晴天時は光が強すぎるため、VLT 10%〜20%前後の「暗めのレンズ」や「ミラーレンズ」が、目が疲れにくくおすすめです。
- 調光レンズ(フォトクロミック)が最強
- 紫外線の量に合わせてレンズの濃さが自動で変わる「調光レンズ」なら、晴天の午前中から少し曇ってきた午後まで1枚で対応できます。
春スキーの「3大注意点」
「パンダ焼け」の阻止
春の雪山の紫外線は強烈です。雪の反射で下からも焼けるため、顎の下までしっかり日焼け止めを塗りましょう。
2〜3時間おきに塗り直すのが、パンダ焼けを防ぐ唯一の道です。
雪は「水」!防水スプレーの強化
春の雪は水分を多く含んだ「ベタ雪」です。お尻をついたり膝をついたりすると、すぐに染みてきます。あらかじめウェアに撥水スプレーを念入りにかけて防水性を高めておきましょう。
「ストップ雪」対策
気温が上がると、雪の水分で板がピタッと止まる「ストップ雪」が発生します。
春用のワックス(フッ素入りなど)を塗っておくと、驚くほどスムーズに滑れます。


















