スキーツアーのことがよくわかる

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ハンネス・シュナイダー

シュナイダー像(野沢温泉スキー場)

1930年オーストリアから講師として来日し、野沢温泉を中心にスキーの指導を行った人物です。
日本のスキー技術の進歩に多大な影響をもたらした人物で、日本に初めてスチール・エッジを持ちこんだ人物でもあります。
当時シュナイダーが模範滑走を行った野沢温泉の斜面を「シュナイダー・スロープ」と名付け、現在もその功績を称える象徴として残されています。

日本スキー博物館(野沢温泉スキー場)

帰国後、母国オーストリアでスキー学校を創設し、精力的に指導を続けていましたが、1937年に起きたナチスドイツのオーストリア併合に反対し、一度は収監されてしまいます。
短期間で釈放されたものの、スキー講師の免許を剥奪されたシュナイダーは、アメリカに亡命することになりました。
アメリカ陸軍の山岳兵に教官としてスキー指導を行ったのち、新たにスキー学校を創設し、晩年の65歳まで生涯を通してスキー指導に尽力しました。

「アルペンスキーの父」として各国のスキー発展に貢献した偉大な人物です。

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