日本における雪祭りは、昭和初期に北海道で始まったのが最初だと言われています。当時の雪祭りは、小・中学校が中心となって行っていた地域のお祭りの枠を超えないもので、生徒による手作りの雪像などが会場を飾っていました。しかし、このころの雪祭りは、第二次世界大戦突入と同時に中止となり、終戦後である昭和25年(1950年)に再開され、各地に広がっていきました。
こうした各地の雪祭りも、最近では雪像作成において大きなファクターを占めてきた自衛隊の協力体制の縮小や、地球温暖化による気象的な条件の変化に伴う雪不足などが原因で予定数の雪像を作れなくなるなど、縮小傾向にあるところも多くみられます。それでもやはり、地元の人達が作る雪や氷の芸術作品、空気の澄んだ冬の空に上がる花火、スキーヤーやスノーボーダーによる火の輪くぐりや松明滑走など、夏祭りとは違う光景が繰り広げられる雪祭りは圧巻です。
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