長野県の郷土料理のひとつです。
長野県の多くの地域は、急峻な地形や寒冷な気候ゆえに米の栽培に適しておらず、米の代わりに蕎麦や小麦を原料とした食品が古く食べられていました。おやきはその一つで、小麦粉やそば粉を練って作った皮で、定番のあずきや野沢菜を始め、切り干し大根やナス、カボチャなどので作った餡を包んで焼いた食べ物です。
一方、野沢温泉からおよそ30分、豪雪地帯で知られる下伊那郡栄村では、小麦の栽培に適さない代わりに稲作には向いているため、米子を原料とした「あんぼ」というおやきが作られていました。あんぼは米粉独特のもちもちとした食感をしているのに対し、おやきは、揚げ焼きにしたものや蒸かしたものなど様々な製法があります。
長野駅の善光寺周辺にもおやきのお店が沢山並んでいて、お店によって色んな食感が楽しめます。また、最近ではリンゴ餡などを具材にした変わり種おやきも販売されているので色々食べて好みの味を見つけてください!
SEARCHスキー&スノボツアーを検索する