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美ヶ原温泉

美ヶ原の冬景色

松本市郊外、標高800メートルの山麓に広がる温泉街です。
「松本市景観百選」にも選べれている古くからの街並みが残る美ヶ原温泉の歴史は、遠く奈良時代初めにまでさかのぼります。当時の天武天皇が「束間の温湯」に行幸せんと、三野王に信濃の国の地形図を献上させた旨が「日本書紀」に記されています。

美ケ原温泉ホテル翔峰の露天風呂

「束間(筑摩)の温湯」とはどこなのか…それは、2説あって、江戸時代にはもっぱら山辺の白糸の湯(現在の美ヶ原温泉)だとされていますが、お湯の量も多く、重要な遺跡に富む浅間温泉だという説もあります。いずれにしても筑摩群(松本市を中心とした地域)にある温泉地帯、即ち美ヶ原温泉と浅間温泉を指していることには間違いありません。

弱アルカリ性単純泉の泉質を持つお湯は、神経痛、動脈硬化症などに効果が期待されています。

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