飯山駅から徒歩で行ける手打ちそば
飯山駅の千曲川口(正面口)からロータリーを抜けて、スーパーのTURUYA方面に進むと徒歩約5分で手打ちそばが自慢のお店、そば処源が見えてきます。
お店の隣には車2台分の駐車場、その斜め前には6台分の駐車場も完備されています。
駅前の分かりやすい通り沿いですが、駐車場がちょっと狭いので、車で行く際には入出庫にはご注意ください。
店に入ると、元気な大将が「いらっしゃいませ!」と迎えてくださいました。
店内は囲炉裏がある相席テーブル、カウンター、4名掛けのテーブル席で合計20人程で満席という感じの広さです。一人でも気軽に入れる昔ながらの雰囲気のお店といった感じです。
今回は2種類のメニューを注文しました。
1品目は盛りそばセットミニ天丼付き(800円)とざるそばです。入口の看板に「人気のメニュー」「営業マン向き」など、かなりおすすめ感が高い表示だったので注文してみました。
盛り蕎麦が600円なのでちょっと物足りない方に、これは確かにすすめです。
(価格は2020年3月現在)
おすすめの信州そば
2品目はシンプルに盛り蕎麦です。手前が普通盛り(600円)、奥が大盛(800円)です。
(価格は2020年3月現在)
そばは、店の奥にある石臼で引いた粉を翌日蕎麦として提供する二八そば。そば処源では水にこだわり、平成の名水百選にも選ばれた木島平村の名水を使用されているそうです。
さっそく一口いただいてみました。
石臼で引かれたそば粉には、まだしっかりと蕎麦の香りが残っていて、なめらかな舌触りも絶妙。
長年寝かした「かえし」を使用した、こだわりの蕎麦つゆもおすすめです。
「かえし」とは蕎麦つゆやラーメンの出汁などに使われる調味料で、加熱した醤油に砂糖などを加えて寝かしたものです。「かえし」にすることで、醤油の角が取れまろやかな味になるそうです。
そば処なのに、ビーフシチュー
店内を見渡すと、そば以外にも色々なメニューがありました。中でも一番目を引いたのはこれ!まさか、蕎麦屋でビーフシチュー!?
冬限定ではあるようですが、そば出汁を使用して煮込んだ逸品だそうです。今回は注文した後に見つけたために逃してしまいましたが、次行った際にはぜひ食べてみたいです。
また、そば処源の定番、出汁巻たまご串もおすすめメニューだそうです。
この出汁巻たまご串も、そば出汁を使用して作られた一品メニュー。
出汁巻たまご串やおでんなど一品メニューは、セルフで瓶にお金を入れるお会計システムです。このエリアは「無人販売処」と書かれていました。
他の無人販売処メニュー
出汁巻卵以外にもおでん、サラダや野沢菜などの一品メニューがあります。しかもサラダと漬物は、なんと無料!!地域の方々からの頂き物だそうです。
「残すと大変失礼なので、食べられる分だけ取ってください」と大将からのお願いです。
さらに、気になる無料一品メニューの張り紙を発見。
「野沢菜 半殺し からい」と書かれた壺。
恐る恐る、取り皿に一掴み。一口頂きました。
とにかく辛い、辛さが苦手な方は遠慮した方が良さそうです。
この一品の正体は、野沢菜はんごろしキムチ。野沢菜の水分を半分しぼることを、長野の方言で「半分ころす」と言うそうで、水分が減った分唐辛子の辛さや旨味を吸収することにヒントを得て作られたそうです。
そば処源はいかがでしたでしょうか。
飯山駅から近く、リーズナブルな料金で本格的な信州そばを食べられるおすすめの店です。
飯山駅や周辺エリアに行かれた際には、ぜひお試しください。