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上越新幹線の「とき」、「たにがわ」、「Max~」って?何が違うかまとめました

  • 公開日:2018.07.18
  • 更新日:2024.02.01
上越新幹線

上越新幹線でスキー場に行く計画を立ててみると、「とき」「たにがわ」「MAX」など列車名を目にするかと思います。時刻表の同じページに北陸新幹線の「かがやき」も並んでいるので、慣れていない方はわかりにくいかもしれません。そこで、上越新幹線はいつから走り始めたのか、どんな新幹線の呼称で、どのような車両なのか説明していきたいと思います。

新潟駅

上越新幹線が走り始めたのは?

1982年11月に、大宮~新潟間が開通しました。現在の東京駅はその当時まだ始発ではありませんでした。その後上野、そして東京~新潟へと延伸していきました。上越新幹線は高低差がある土地を走破することから、トンネル区間が多くなっています。スキー場まで自動車で行く場合も、関越道のトンネルをいくつもくぐります。有名なところでは、三国峠は難所となっています。雪道を車で走行するよりも新幹線でスキー場へアクセスする方が驚くほど楽に到着できます。

E2系

上越新幹線の呼称について

「とき」

上越新幹線の中では現時点で「とき」が最速で東京~新潟間を結びます。停車しない駅もあるので、注意が必要です。スキー目的で利用することが多い駅は上毛高原駅です。

「たにがわ」

各駅停車のイメージがある新幹線「たにがわ」ですが、熊谷や本庄早稲田といった駅は通過されることもあります。

上越新幹線の呼称は「とき」と「たにがわ」で落ち着いていてあまり変更されていません。以前に「あさひ」という上越新幹線が走行していましたが、北陸・長野新幹線の「あさま」と一文字違いということで「あさひ」はなくなってしまいました。実は「とき」も廃止という憂き目にあった時期があります。一時期廃止された後に、熱烈な復活要請があったようで2002年、5年ぶりに「とき」の呼称が復活しました。

E4系

「MAX~」

「MAX~」は新幹線にしては珍しいネーミングですが、「MAXたにがわ」「MAXとき」と両方あります。MAXは二階席もある車両の呼称となっています。新幹線全体で、高速化のためもあって二階席の車両が少なくなってきていますが、E4系MAXは2021年10月1日で定期運行が終了しました。車両の内部ですが、MAXの通路を歩いていると2階席と1階席に分かれます。見晴らしは断然2階席の方がいいでしょう。1階席は窓が半分ホームに埋もれたような感覚なので、これもまたいつもと違う視線で景色を見ることができます。

E7系

上越新幹線の車両設備について

指定席・自由席・グリーン車の設定があります。指定席・自由席は(2名用座席 通路 3名用座席)の5名が車両横一列に並ぶのが基本となります。

グリーン車は(2名用座席 通路 1名座席)の3名が横一列に並ぶ配置です。お得なJRセットプランにグリーン料金設定があった場合、ぜひお試しで利用してみてはいかがでしょうか。ただグリーン車の場合、小人も大人と同額となります。

北陸新幹線・北海道新幹線のようにグランクラスの設定は、上越新幹線にありません。あまり走行距離が長くない上越新幹線には設けられていないようです。

E7系

さて、上越新幹線の歴史や呼称・車両の設備について説明してきましたが、いかがでしたか。新幹線でスキーツアーに行くスキーヤー、スノーボーダーにとっては上越新幹線の越後湯沢駅が馴染み深い駅かもしれません。東京~越後湯沢駅が約70分ほどです。その後バスで10~20分でゲレンデに到着します。今年のスキーは新幹線の利用も考えてみてはどうでしょうか。

この記事を書いた人

名迫

名迫和男

所属
ビーウェーブ東京営業所
スキー・スノボ歴
スキー40年、ファンスキー20年、スノボ1年
おすすめスキー場
トマムスキー場

スキーを始めて40年、いろいろなスキー場に行きました。今でも朝からリフト終了時まで滑りまくってます。昔と違いスキー板の性能も良くなりターンも楽になりました。そして疲れた体を癒す温泉と、夜のお酒はもちろん大好きです。

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