
スキーヤー・スノーボーダーにとってナイターは、格別の爽快感があります。 ゲレンデがライトアップされるため幻想的な世界が広がり、昼とはまた違ったロマンチックな遊びができるでしょう。
今回はスキー場のナイターで気をつけたいことをリストアップしてみます。
安全に楽しむコツでもあるため、是非チェックしてみてください。
INDEX
1.リフト券の料金が追加でかかる場合がある
スキー場により異なりますが、リフト券の料金が追加でかかる場合があります。
日中用の料金とナイター用の料金は、営業時間の長さが違うため、異なることも多くあります。あらかじめ料金を調べ、現地でお金が足りなくならないよう対策しておく必要があるでしょう。 また、宿泊と併せてセットで既に支払い済みだと思っていたというケースもよく耳にします。
自分が払い込んだ料金に、どこまでのサービスが含まれているか確認しておくことが大切です。
2.寒さ対策を欠かさない
当然ながら、夜間に滑るため寒さはより厳しいものになります。太陽からの熱がなくなる他、人が少なくなるため風の影響も受けやすく、完全防寒していくことをおすすめします。
保温性・吸湿性に優れた服を利用し、外から風が入ってこないよう対策しておくことがベストです。
また、ネックウォーマーや耳当てなども使用し、なるべく肌を出さないように工夫しておきましょう。

3.肌着は必ず着替えるなど、水分をこもらせないようにする
ナイターに出る前に、肌着は必ず着替えておきましょう。
日中から同じ肌着を使用していると、どうしても汗や湿気がこもってしまいます。 日常的に生活する範囲内であれば気にならない程度であっても、トップシーズンかつ夜のゲレンデでは肌を冷やしてしまいます。
外からの寒さに対応できるよう厚着しているにもかかわらず、服の内側から体温が下がる事態になりかねません。
また、グローブなど身につけるものはしっかり乾かし、凍傷にならないよう注意しましょう。
4. 可視光線透過率の高いゴーグルを利用する
夜間のスキー場は、ナイター用の照明がついていても薄暗くなっています。太陽光のように隅々まで光が届かないため、場所によっては先が見えないくらい暗くなることもあるでしょう。
そのため、可視光線透過率の高いゴーグルの使用をおすすめします。レンズを少しでも明るく保ち、視界を広げて滑れば、事故や怪我の防止にもなります。
日中のまぶしさにも対策したい方は、多少荷物になってでもゴーグルを2種類用意しておくことが大切です。
5.安全性重視のセットアップをしておく
ナイターは、日中解けた雪が冷えて固まり、アイスバーンのようなつるつるとした雪になっていることがあります。
完全に氷の滑り台のようになることは稀ですが、日中よりもコントロールが効きづらいことは確かです。
ある程度スキー・スノボ経験のある人でも、安全性重視のセットアップに変更し、コントロールしやすいボードを利用します。
初心者であれば尚更、使いやすさを重視したものを選定するよう、意識しておくことが大切です。
6.帰路への配慮も必須
宿泊予約を取っていて、ナイターの後そのまま部屋に直行できるのであれば、大きな問題はありません。
しかし、その後自宅に帰る場合、疲れすぎてしまわないよう体力温存が必要です。ナイターの営業時間はスキー場により大きく異なりますが、一般的に21時前後までのところが多いです。
昼も夜も時間ギリギリまで滑る場合、帰りの運転に支障が出る場合もあるため、しっかり逆算しておきましょう。
勿体ないからと無理をせず、ほどほどにしておくことが大切です。
スキーバスツアーやJRスキーなどお帰りの時間が決まっている場合も注意が必要です。

ナイターは、日中とは異なる雰囲気のなかでウィンタースポーツを楽しめる格好の場所です。 人が少ないため解放感もあり、気兼ねなく遊べるでしょう。ただし、寒さ対策や安全対策には一層気を配り、怪我なく楽しむ工夫が欠かせません。 「こんなはずではなかった…」と後悔することのないよう、しっかり事前準備しておきましょう。