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ナイタースキー場の注意点とおすすめナイタースキー場10選!

  • 公開日:2023.11.17
  • 更新日:2024.01.15
ナイターゲレンデ

ナイターでスキーやスノボを滑るのは、日中のゲレンデとは全く違う魅力にあふれています。
太陽とは違う特殊な照明に照らされたゲレンデは、とても幻想的な雰囲気で凛とした空気は明るい時間のゲレンデにはない魅力があるでしょう。
人もグッと減るので混雑がなく、自由にのびのびと滑れるメリットもありますが、ナイターで滑るときならではの注意点があります。
今回は、ナイタースキー場の注意点とおすすめナイタースキー場をご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

寒さ対策

ナイタースキー場の注意点

・リフト券の料金が必要な場合がある
ナイタースキー場によって違いがありますが、リフト券の料金が追加でかかる場合があります。
なぜなら、営業時間の長さが違うため、日中用・ナイター用それぞれの料金設定がされているからです。
日中用の料金をイメージしてスキー場に行き、いざ遊ぼうと思ったらリフト券の料金が違っていた、宿泊のセット料金でOKだと思ったら違っていたなどはよくある失敗です。
セット料金でスキー場に遊びに行く方は、ナイター料金も含まれるのかしっかりと確認しておきましょう。
・日帰りは厳しい
ナイターでスキーやスノボを楽しむ場合、日帰りでは厳しい可能性があります。
ナイターは、基本的に夕方から深夜にかけて営業するため、滑り終わるのは夜遅くです。
自宅が近い方やバスツアーで帰宅する方なら問題ありませんが、ご自身で運転する方や公共交通機関で帰宅する方は日帰りだとかなり辛いでしょう。
ナイターでスキーやスノボを楽しむ場合は、スキー場の近くに宿泊すると良いでしょう。
ウィンタースポーツは全身を使うため、滑り終えた後はどっと疲れが押し寄せてきます。
遠い道のりを帰ることを考えたら、早めに宿泊施設も一緒に予約してナイターを思い切り楽しむ方がおすすめです。
・寒さ対策は必須
ナイターでスキーやスノボを楽しむ場合、寒さ対策は必須といえます。
日中は太陽が出ていて暖かいですが、夜間は日が沈んで寒さが厳しくなるでしょう。
滑る人口も減るので風の影響もダイレクトに受けやすく、非常に寒い思いをします。
日中に滑る時と同じような感覚で服装を決めると、寒くて滑りに集中できない可能性が高いです。
ただ、あまりにも着込むと動きにくさを感じるため、ウェアの下に着るのは日中の着衣に比べてフリースを2枚程度増やすとイメージしてください。
もしくは薄手のダウンを追加する程度で良いでしょう。
また、ボトムスも1〜2枚程度増やしましょう。
着衣は保湿性・吸湿性に優れたものを優先的に選び、外からの風が入らないように対策してください。
ネックウォーマーや耳当てなど、日中のスキーやスノボでは使用しない人もナイターの場合はなるべく肌を出さないよう配慮すると良いでしょう。
・着替えを十分に用意
ナイターで滑る際、必ず肌着を着替えてゲレンデに出ましょう。
スキーやスノボを楽しむ方の多くは、ナイターだけではなく日中も滑っている可能性が高いです。
汗をかいたままの肌着をそのままにしてナイターに出ると、体をどんどん冷やしていくので必ず着替えてください。
肌着以外にも、グローブが濡れているとナイターで滑ることはできません。
濡れたグローブを使用して滑ると、最悪凍傷になる可能性もあります。
日中の時間帯でグローブを乾かそうとしても、そう簡単に乾くものではないので、換えを用意しておくと良いでしょう。
・ナイター用のゴーグルを利用
ナイターの場合、日中と違う環境下で滑るのでゴーグルも変更しましょう。
薄暗さにも対応できるように、可視光線透過率の高いゴーグルを利用し、視界を広くして滑れるようにしてください。
ナイターは太陽光のように隅々まで光を届けることはできないので、先が見えない場所もあります。
荷物になるかもしれませんが、日中もナイターも楽しむ人はそれぞれゴーグルを用意しておかないと怪我をする可能性があります。
リーズナブルな無色のクリアレンズでも視界が広がりますが、見やすさを考慮すると多少金額が高くとも可視光線透過率の高いゴーグルがおすすめです。
・安全性を最重要視
ナイターに出る際は、安全性を重要視した滑りとセットアップを心がけてください。
ナイターのゲレンデは雰囲気だけではなくて、日中とは滑る環境も変わります。
日中に解けた雪が夜の寒さで固まり、アイスバーンのような状態になっている箇所が増えます。
人がいなくて滑りやすいですが、ゲレンデのコンディションは日中よりも悪くなっているため、万一転倒した際は怪我をする可能性もあります。
日中よりもコントロールがききにくくなっているため、ある程度スキーやスノボの経験者だとしても安全性重視のセットアップに変更してください。
コントロールしやすいボードを利用し、安全で怪我のない滑りを心がけましょう。

おすすめのナイタースキー場10選!

ナイタースキー場は、数多くあります。そのため、実際にナイターで滑ってみたいと思ってもなかなか行くスキー場を決められないでしょう。
以下では、おすすめしたいナイタースキー場をご紹介するので、スキー場選びの参考にしてみてください。

舞子スノーリゾート
・舞子スノーリゾート
舞子スノーリゾートは、安くナイターを楽しみたい方におすすめです。
16時から20時までのナイター営業は、全年齢500円という安さで利用できるため、気軽にナイターで滑れます。
舞子スノーリゾートは、初心者向けのスキー場なので初めてナイターで滑る方でも安心のコース設定です。
また、金土日祝日は予約制ですがナイターレッスンも受講できます。
まだ不慣れで不安だという方は、ぜひ利用してみてください。
ノルン水上スキー場
・ノルン水上スキー場
ノルン水上スキー場は、シーズン中は通常でも16時から22時までとかなり長い時間ナイター営業をしています。
祝前日・金曜と土曜なら、さらに2時間余分に滑ることができるので、スキーやスノボを存分に楽しみたい人におすすめです。
注意点としては、24時まで滑れる日はナイター料金が高くなるため事前にチェックをしておきましょう。
14時から22時まで滑れるトワイライト券など、お得に利用できる券もあります。
長さ1,080mの初級者向けコースと変化のある上部・下部を組み合わせた上級者向けコースを選択できるため、レベル関係なくナイターを楽しめる点が魅力です。
石打丸山スキー場
・石打丸山スキー場
石打丸山スキー場は、広範囲で滑るエリアを選択できる点が特徴です。
一般的には、ナイターエリアが限定されているケースがほとんどですが、石打丸山スキー場はすべてのエリアで夜もリフトを稼働しています。
そのため、ナイター営業の17時から20時50分までならバラエティ豊かなコースを滑れるでしょう。
ナイターでも初級者コースではなく、中級者・上級者向けのコースで滑りたいという方におすすめです。
軽井沢プリンスホテルスキー場
・軽井沢プリンスホテルスキー場
軽井沢プリンスホテルスキー場は、ファミリー向けナイタースキー場といえます。
16時から20時までナイター営業をしており、プリンスゲレンデとくりの木コースの利用が可能です。 どちらのエリアも長さは400mほど、平均斜面が8〜10°と緩やかなので初級者のナイターデビューにぴったりだといえます。
景色を楽しみながら、ゆっくりと滑りたい方におすすめです。
軽井沢は、冬でも天気が安定しているため晴天率も高く、星空の下美しい雪景色の中で滑れます。
神立高原スキー場
・神立高原スキー場
神立高原スキー場は、週末だけナイター営業をしているスキー場です。
一般的にナイターは遅くとも22時程度までの営業が多い中、神立高原スキー場は、18時から翌2時までの営業とかなりのロング営業をしています。
日中からスキーやスノボを楽しんでいる人なら、最大17時間近くスキー場に滞在できるでしょう。
ナイターコースは、3種類揃っていてコースの幅は広く、山の傾斜が緩やかな場所なのでゲレンデのコンディションが変わってもスピードが出過ぎるなどの心配もありません。
スキー場のGOUND BASEに併設されている温泉は、週末24時間営業なのでナイターで疲れた体を癒せる点も大きな魅力です。
上越国際スキー場
・上越国際スキー場
上越国際スキー場は、曜日によってナイターで滑れるエリアが増える点が特徴です。
東西南北にエリア分けされていて、基本的にナイターは東側エリアの林間コース・ホテル前・長峰ゲレンデが利用できます。
年末年始・毎土曜など一部の日は、東側エリアのほかに南側エリアの大沢・大別当ゲレンデと西側エリアの当間ゲレンデも滑れるようになります。
選択肢の広さが魅力なので、気になるコースがある方はぜひ利用してみてください。
最初からナイターで滑る方は、ロング1日券を利用するとコスパが良くておすすめです。
17時から21時とたっぷりナイターを楽しめる時間設定も魅力でしょう。
富士見パノラマリゾート
・富士見パノラマリゾート
富士見パノラマリゾートは、レベル分けがはっきりしているスキー場です。
ナイターで滑れるのは約10°の緩やか斜面が魅力のセンターゲレンデで、日中の営業を終えた後しっかりと整備した状態でナイター営業がスタートします。
センターゲレンデ上部は、中級者・上級者でも満足度の高い滑りが楽しめるでしょう。
初級者の場合は、下部に難易度の低いコースがあるので、どのレベルの方でも滑れます。
17時30分から21時30分までと、遅い時間まで滑れるのでゆっくりと幻想的な時間を過ごせる点が魅力です。
・いいづなリゾート
いいづなリゾートは、標高1,000mの夜景を楽しめるスキー場です。
18時から22時までの長いナイター営業なので、全長約2kmのコースを存分に楽しめるでしょう。
シーズン中は毎日ナイター営業をしていて、緩急起伏の変化に富んだコースを堪能できます。
初級者向けの広い緩斜面の他、上級者向けの立体的な滑りができる部分もあります。
日中の営業終了後、きちんと整備を行った状態でナイター営業がスタートするので、良いコンディションの中滑れる点も魅力です。
ダイナランド
・ダイナランド
ダイナランドは、幻想的な雰囲気が魅力のスキー場です。
ヨルダイナと呼ばれるナイター営業は、18時から23時までと長い時間営業しているので、しっかりとスキーやスノボを楽しみたい人におすすめといえます。
DJが選曲した音楽を聴きながら、滑走ができるので非日常の時間を味わえるでしょう。
ナイター営業でもフォトスポットがあり、DYNALANDと大きくロゴが照明で光っている場所はおしゃれです。
センターハウスには、ナイターでも利用できるカフェがあるので冷えた体を温めてくれます。
鷲ヶ岳スキー場
・鷲ヶ岳スキー場
鷲ヶ岳スキー場は、初級者だけではなく中級者・上級者コースも楽しめるスキー場です。
年末年始と土曜のみ、ナイター営業が利用でき1月中旬から3月中旬の土曜日はオールナイト営業と他のスキー場とは一線を画しています。
1日中スキーやスノボを楽しみたい方におすすめです。
いろいろな割引や特典もあるので、事前にチェックしてみてください。
ナイタースキー場

まとめ

ナイタースキーは、日中に滑るのとは異なる環境下に置かれるので、注意点は多いです。
一方で、人が少なくなるのでのんびりとスキーやスノボの腕前を上達させられるため、気兼ねなく練習したい・滑りたい人におすすめといえます。
寒さ対策や安全対策をしっかり行うことで、不安なく夜間のスキーやスノボを楽しめるでしょう。
怪我なく滑れるように、事前準備を行って楽しい時間を過ごしてください。

この記事を書いた人

廣田

廣田 恵一

所属
ビーウェーブ大阪本社
スキー・スノボ歴
スキー歴30年(間25年のブランク)
おすすめスキー場
斑尾高原スキー場

学生時代に初心者スキースクールの講師として数多くの卒業生を輩出しました。やっぱりその時の思い出のスキー場「斑尾」が一番!

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