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スキー・スノボのチューンナップのやり方

  • 公開日:2021.12.11
  • 更新日:2024.02.19
スキー

スキーやスノボを使ったあとは、チューンナップが欠かせません。
「多少の汚れであれば、特段問題ないのでは?」
「プロのように滑るわけでもないし、少しの傷であればあまり気にしない」
と放置してしまいがちですが、実はスキーやスノボの板は一度使うだけでも本来の性能が落ちてしまいます。
今回は、スキー・スノボの板をチューンナップする方法について、解説していきます。
自分でメンテナンスしたことがない方も、これから購入を検討している方も、参考にしてみてください。

チューンナップとは?

チューンナップとは、簡単に言えばスキー・スノボのメンテナンスのことです。
一度でも使用したスキー・スノボは、雪との摩擦によって見えない傷・汚れ・歪み・痛みが生じています。
そのまま使い続けてしまうと、思い通りの滑走ができなくなるだけでなく、スキー・スノボの寿命を縮めてしまうでしょう。
また、あまりにも傷んだ状態のまま使うことで、思わぬ怪我やトラブルに発展するケースもあります。
性能をよくすることに加え、早期のうちに故障などに気づき安心・安全な状態をキープするためにも、チューンナップは欠かさずおこなっておきましょう。

スキーのチューンナップ法

ここでは、自宅でできるスキーのチューンナップ法を紹介します。
滑走面をクリーニングするために、専用のクリーナーを使います。
地面や雪と直接触れる部分には、一見目に見えていなくても古い汚れがついていることが多く、リムーバーを使って除去しておくことをおすすめします。
満遍なく塗ることで汚れが浮いてきますので、付属のペーパーやキッチンペーパーなど繊維の残らないものを使って拭き取りましょう。
また、サイドエッジを研磨をするために、やすり(ファイル)を使います。
スキー板が動かないよう固定するためのバイスやガイドを揃えておけば、作業がさらに楽になります。
最後はバリを除去し、ワックスを塗り込んで完了です。

スノーボード

スノボのチューンナップ法

スノボをチューンナップする場合も、クリーナー・スクレーパー・ブラシで汚れを取り除きます。
ソールの汚れをしっかり取ることで、その後のワックスの浸透力も高まります。
その後、バリを除去しホットワックスを塗り込みます。
しっかり塗り込むことでソールの酸化を防ぐ効果があるため、早めにおこなっておくのがよいでしょう。
また、滑り終わってからチューンナップ開始までの間に、水分をしっかり拭き取っておくことが大切です。
ケースからボードを取り出した状態で乾燥させておくだけでも効果があるため、サビ防止の手段として特に意識しておきたいポイントです。

自分では難しい場合、プロに頼ることもおすすめ!

スキー・スノボともに、プロにチューンナップを依頼することもおすすめです。
専用の機材を持っているため、スピーディーかつ正確にチューンナップしてくれるだけでなく、希望に沿ったストラクチャーになるよう変更してもらうことも可能です。
なかには機械作業ではなく職人による手作業で研磨しているケースもあり、引っ掛かりのないスムーズな滑り心地を体感しやすくなるでしょう。
翌シーズンに雪の上に立ったとき、操作性の滑らかさに驚く方も多いはずです。
依頼するにあたりお金はかかりますが、手間を削減しながら高い効果を得られる方法でもあるため、初心者から選手まで幅広い人がプロに頼っているのです。

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まとめ

多少面倒に感じられたとしても、チューンナップは必ずおこなっておきましょう。
スキー・スノボ板の寿命を延ばして長い期間楽しめるだけでなく、怪我やトラブルの防止にも役立ちます。
どうしてもチューンナップへのハードルが高く感じられる場合や、より確実なチューンナップを期待する場合はプロの力を頼りましょう。
来シーズンのスキーツアーのために万全な状態をキープして、次の滑走が楽しみになってしまうようなチューンナップができるといいですね。

この記事を書いた人

廣田

廣田 恵一

所属
ビーウェーブ大阪本社
スキー・スノボ歴
スキー歴30年(間25年のブランク)
おすすめスキー場
斑尾高原スキー場

学生時代に初心者スキースクールの講師として数多くの卒業生を輩出しました。やっぱりその時の思い出のスキー場「斑尾」が一番!

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