野沢温泉の歴史ここにあり
寺湯旅館街を湯沢川沿いに下り、温泉旅館を過ぎた右手の小振りな木造の建物が上寺湯です。
野沢温泉発祥の地とも言われている熊の手洗湯が近くにあり、昔は手洗湯(てあらゆ)→照湯(てらゆ)→寺湯(てらゆ)と呼ばれていた熊の手洗湯の上手に位置するのが名前の由来です。
こちらは浴槽と床に御影石を使用した綺麗な総御影造りです。浴槽のお湯は麻釜より源泉を引き湯しており、わずかに白っぽく濁って見えます。
初夏には近くを流れる湯沢川で蛍の観賞が楽しめます。湯あがりに浴衣姿で夕涼みがてらに幻想的な蛍の乱舞、忘れかけていた良き日本の原風景がここには残っています。